獣医という単語から皆さんが連想するのは動物の病気を様々な検査を行って診断し、投薬や手術で治療するいわゆる臨床獣医師の姿ではないでしょうか。先端獣医療学教室はまさに附属動物病院での診療および手術部門を担当する教員で構成される、臨床に重きを置いた研究室です。

 

私たちの目的は「獣医療の発展」であり、これを通じて社会貢献や動物福祉の一端を担うべく、日々の診療、教育、研究に取り組んでいます。本教室の特長は内科外科の垣根を越えて、その双方がコラボレーションして今までにない新しいアプローチを実現することが可能となったことです。誕生から比較的歴史の浅い研究室ですが、チームワークは非常に円滑であり、病院の診療活動や研究活動以外にも様々な場面でフットワークの軽い課外活動を展開しています。

 

現在取り組んでいる研究課題は、犬と猫の循環器および腫瘍性疾患などの軟部組織病変の画像診断の向上とこれらの疾患の分子生物学的手法を用いた診断および治療法の開発です。簡単には解明できない謎深き臨床獣医学の魅力にどっぷりとつかってみませんか?

 

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