2023年度 生理学教室 5年  石島 元章

 

 研究のこととか、入試のこととか、あるいは犬とか猫とかのことはこのサイトをスクロールして別の方のものを読んでください。私は、一人暮らしをするにあたって最も気になるであろうこと、近所の飲食店の話をします。

 特定の飲食店の名前を挙げていいのかわからないですが、一か八か書きます。これを読めているということは当局の検閲の目を潜り抜けたということでしょう。やったね。

 まずはやっぱりラーメンから「孝一郎」を推します。この店は次郎系ラーメン店で、とにかく味が濃くて量が多い!行けば獣医学生が大体います。ちなみに女子大生がいたためしがありません、まったく。

 次は駅からも大学からもアクセスがいいお好み焼き屋、「南路屋」を紹介します。果たしてここよりおいしいお好み焼き屋はあるのか。どうなんですか大阪人?広島人??一押しは「じゃかチーズ」。

 最後は女子ウケを狙って冬季限定うどん屋「まんでがん」で締めます。夏の間は北海道の田舎で営業して、冬になるといつの間にか現れるうどん屋です。近所にはここしかうどん屋がないですが、これがあれば十分です。

 つまり一人暮らしすると粉ものばっかりということです。南無三。

 

 

2022年度 感染症学教室 5年  多田 佳史

 

 北大獣医に興味を持つ受験生の皆さんはきっと、“大好きな動物の健康を守りたい”と思っている人ばかりでしょう。ここなら、日本で最も知的好奇心を満たす、様々な獣医学の授業を受けることができます!

 例えば、「伴侶動物ポリクリ」では、自分が伴侶動物の獣医師になった想定で、先生の下で問診と診断を行います(医療行為はできません)。具合の悪い動物を目の前にして穏やかに問診し、候補となる病名を挙げて具体的な病態を特定する時間は、快感を覚えるほどに頭フル回転の毎日です。

 また、「伝染病学実習」では、自分が家畜の衛生検査をする獣医師になった想定で、同期と協力して農場で蔓延する病気の原因がどの病原体なのかを同定していきます。病原体に対する宿主免疫反応の仕組みを利用した、様々な試験法の原理に、開発した過去の研究者の偉大さを感じ、脳が震えます。

 “動物の健康を守りたい”という思いは、臨床現場や実験室など多くの場所で叶えられると知り、全部同時にやりたいくらいにどの分野も魅力的だと感じられるはずです。ここで過ごす6年間は、動物の健康に捧げる思いをより深め、将来につなげられる、最高の時間だと思います。是非、合格を勝ち取ってください!

 

 

2021年度 放射線学教室 5年  佐藤 清やか

 

 北大獣医学部での日々は、一般的な大学生よりは少し忙しいけれど、それ以上に濃密で楽しいです。

 高度な教育は最大の強みです。獣医学部の先生方は、その道の最先端を走るスペシャリスト。そんな先生方の授業を受けられる贅沢な環境で勉強しています。充実した実習も魅力のひとつです。泊まりでの実習も数多くあり、帯広や知床などへ行きました。解剖、寄生虫など、日々の実習では、人数が少ないからこそ自分の手をたくさん動かして、座学で得た知識を自分のものにすることができます。

 また、総合大学である北大は、他学部の人とも繋がりやすい環境です。様々な考え、バックグラウンド、価値観を持つ人たちとの出会いは、自分の世界を広げ、成長できるチャンスになります。

 大学生活以外も充実しています。札幌から足を伸ばせば、広大な自然を肌で感じられる北海道では、旅行の行先も尽きません。冬の寒さは厳しいですが、ウインタースポーツが出来ることも北海道ならでは。私は気軽にスキーへ行ける冬が好きです。

 大学生活の折り返しを過ぎた今、私は北大で大学生活を送れて良かったと心から思います。北大獣医を志す皆さんもどうかそう思えますように。合格に向けて、頑張ってください!

 

 

2020年度 公衆衛生学教室 5年  武田 千咲

 

 北大生は一人暮らしで大学の近くに住んでいる人が多く、通学にかける時間が短い分、勉強や研究室、サークル、バイトなど他のことに時間を使うことができます。また、普段の行動範囲は電車がなくても移動できるため、電車の時間を気にせずに出かけることもできます。昼は学校、夜はバイトや飲み会(もちろん、お酒は二十歳から!)などメリハリのある生活で充実した学生生活を送っています。

 多くの人が大学の周りに住んでいるため、宅飲み(家で開かれる飲み会)をする機会も多くあります。宅飲みでは、時間を気にせずにずっと話していられます。日常の愚痴や恋愛トーク、最近は自分の研究で行き詰っていることなんかも周りと話したりします。時には朝日を拝むまで話していることもあります。こんな生活はきっと大学生のうちにしかできないことだと思います。

 ここに書いているのは、あくまで私の大学生活です。周りには自転車でいろんなところを回っている人や、川に釣りに行く人、ゲームに没頭する人、勉学に勤しむ人など、本当にいろんな人がいます。しばしば“総合大学の良さ”と語られる点ですが、獣医学部だけでも十分に多様性があると思います。そんな北大獣医に、皆さんが入学してくるのを楽しみにしています!

 

 

2019年度 毒性学教室 5年  佐藤 裕

 

 北大獣医学部では、1年生で全学の教養科目を、2年~5年生前半で専門科目を学びます。現在5年生秋の僕は、研究室に通いつつ、時折病院実習に参加するという生活をしています。うちの研究室は学生のやりたいことを尊重してくださり、とても自由に研究をさせてもらっています。

 北大獣医の特徴として、帯広畜産大学(畜大)との共同獣医学課程による盛んな交流が挙げられます。お互いの得意分野を生かせるようカリキュラムが組まれており、例えば5年生の臨床実習は、伴侶動物が北大、産業動物が畜大で主に行われます。1年生の夏休みにも畜大で実習があり、獣医学部に入ったことを実感する最初の場となっています。また、希望者は5年生から畜大の研究室に所属することも可能であり、畜大へ行った先輩・同期も充実した日々を送っているようです。
 先生・先輩・同期をはじめ、学内外の共同研究者や学会でお話しした方、畜大の友人、部活の仲間など、信じられないほど多くの人との交流があり、常々刺激を受けています。受験生の皆さん、今は大変かもしれませんが頑張ってください!北の大地でのアツい日々が君たちを待っています!

 

 

2018年度 獣医内科学教室 5年  井上 裕美子

 

 これまでの学生生活を振り返って、充実していたと感じるとともに、もう5年も経とうとしていることに驚いています。北海道大学獣医学部に入学すると、最初の1年間は教養課程として様々な授業を受け、2年生になると、専門的な科目が本格的に始まります。解剖・生理など基礎系の科目や、寄生虫・魚に至るまで幅広い授業が5年前半まで続きます。その後は、犬や猫、産業動物と直接触れ合う実習や、実験をして研究を進めたりなどしています。帯広など遠方で行う実習もあり、産業動物などについてしっかりと学べるとともに、夜はみんなで遊んだ楽しい記憶しかありません。
 また、北大獣医では様々な研究が行われており、同じ研究室でも同期は全然違うテーマをやっていたりします。研究以外にも、臨床系研究室では臨床も学ぶことができ、私自身日々動物病院で勉強しています。学生のうちに臨床の基礎を教えていただけて、恵まれた環境にいるなと実感しています。
 北大獣医を目指している受験生の皆さん、受験勉強は辛いですが、充実した大学生活が待っています!頑張ってください!

 

 

2018年度 感染症学教室 5年  竹内 寛人

 

 雪の多い富山県から、さらに雪の多い札幌に来てからもう5年がたちました。たしかに冬の寒さは厳しいですがたいていの室内はとても暖かくすごしやすいです。ほとんどの北大生が大学の周辺に住んでいるため、学生向けのお店もおおくあり、中心部の札幌駅やすすきのまでも近いのでとても生活しやすいです。
 獣医学部では、小さいものはウイルスから、大きいものは牛、馬、また放射線といった幅広い分野について勉強できる学部です。勉強はたしかに大変ですがその分、やりがいもあります。僕は今、感染症学教室に所属していて、犬のがんの治療薬の研究をしています。北大の獣医学部は研究設備が整っていて様々な研究に取組むことができます。また、獣医学部は学部内の交友関係も盛んで、1年生から6年生、院生や留学生、先生方が一同に参加するイベントも年に何回も開催されます。
 受験生のみなさん、受験勉強は大変だと思いますが、今頑張った分はかならず将来にとってプラスとなるものです。獣医学部でお会いできることを楽しみにしています。

 

 

2017年度 寄生虫学教室 5年  松本 干城

 

 北海道大学獣医学部に入学すると、2年生から専門科目が始まります。座学だけでなく、実際に動物や細菌を扱ったりする実習も充実しています。市販されている鮮魚から寄生虫を探し出す実習では、想定以上に寄生虫が見つかり、印象に残りました。5年生からは病院実習と研究生活が始まります。私は寄生虫学教室に所属し、ダニの分類について研究を行っています。他にもレッサーパンダやヒグマなど、なかなか研究の対象にする機会の少なそうな生物について研究をしている学生もおり、これも北大獣医学部の魅力の1つだと思います。また夏休みには毎年1週間ほど泊まりで、主に大動物を対象とした実習もあり、北海道の大自然の中でウシやウマについてじっくり学ぶことができます。

 さらに勉強だけでなく、余暇活動も充実しています。総合大学かつ他学部とキャンパスが同じなので、1年生の教養のクラスやサークルで他学部の友人をたくさん作ることができます。また獣医学部内も繋がりが強く、全員が参加可能なBBQやソフトボール大会が毎年開催されます。私は休日にサークル活動やスノボ、キャンプなどを楽しんでいます。充実した大学生活を北大獣医で一緒に送りましょう!

   

 

2017年度 先端獣医療学教室 5年  岩永 優斗

 

 この記事を書くにあたり振り返るともう5年も経っていることに驚きます。あっという間ですね。入学後、1年間の教養課程を経て2年次から専門科目の勉強が始まります。そこから5年次前半まで講義等が続きます。正直、覚えることが多く辛い科目もありましたが、今ではいい思い出です(笑)。帯広畜産大学との共同課程も始まり、それまでやや手薄だと思われてきた大動物の実習も充実してきています。

 北大での生活の魅力は獣医学部の外にもあります。北大は都市部に位置しているので普段の買い物や遊びに困ったことがありません。少し足を伸ばせば北海道の壮大な自然を全身で感じることができます。また、総合大学であるため部活やサークルなどで他学部の仲間たちとの交流も刺激的で楽しめます。1つだけ難点を挙げるとすれば冬の雪でしょう。しかし、それもすぐに慣れますし、ウィンタースポーツが存分に楽しめるという点では利点とも考えることができます。こうして丸4年を北大獣医学部で過ごしてきた私も、5年次から研究室に配属され、より専門的な勉強に取り組むようになりました。私は附属動物医療センターの外科と内科の両方の診療活動に参加する教室に所属し、小動物臨床の現場で活躍する日を夢見ながら日々、学んでいます。

 北大では小動物の臨床に限らず、分野が多岐にわたる19の研究室がありますので自分の興味のある分野がきっと見つかるはずです。私も研究室選びでは随分悩みましたが、悩めるだけ選択肢があるというのは恵まれているのだと思います。

 受験生の皆さん、頑張ってください!北大での充実した獣医学生ライフが待っています!