獣医学院とエジンバラ大学獣医学部がコチュテル・プログラムの覚書を締結

 

 獣医学院とエジンバラ大学獣医学部(The Royal (Dick) School of Veterinary Studies)との間で、コチュテル・プログラム(CP)覚書調印式を、本学院の昆 泰寛学院長とエジンバラ大学獣医学部のDavid Argyle学部長ほか両校の関係者3名の列席のもと、平成30年3月21日(水)、エジンバラ大学獣医学部(イースターブッシュ・キャンパス)で行いました。本学院では初めてのコチュテル・プログラム覚書の締結です。

 エジンバラ大学は、1582年に英国で6番目に創設された大学で、スコットランドでは最大規模の大学です。毎年大学ランキングで上位にランクされる世界でも有数の大学といえます。とくに医学部と獣医学部が統合型をなしカレッジを形成しているのが一つの特徴で、近年郊外に移転したイースターブッシュ・キャンパスには獣医学部をはじめ、世界最初のクローン羊ドリーで有名なロスリン研究所やスコットランド農科大学が併設されています。学部レベルでは、英国内にとどまらず、国際認証を取得していることもあって海外からの学生も受入れ、毎年160~180名の獣医師を輩出しています。日本の獣医学教育と比べると、より多くの臨床獣医師を育てていることが特徴で、とくに日本では数少ない馬(英国では伴侶動物)の臨床獣医師が多く巣立っています。これまでにサマー・インスティチュートや海外ラーニング・サテライトを活用して、およそ10年にわたって学部生の短期交換留学を毎年(隔年で受入れと派遣)実施し、双方の獣医学教育の特徴を学生や教員で共有しています。この間に培われた交流実績や信頼をベースにして、さらに大学院での研究交流を活発化させていく方向で意見が一致し、今回のコチュテル・プログラムの締結に至りました。
 今後は、学部レベルだけではなく大学院レベルでの獣医学教育や研究の交流がさらに活発化することが期待されます。

 

 

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