シンポジウム「人と動物から読み解く環境と健康の未来:One Healthの実装に向けて — 環境汚染/開発と健康リスクをつなぐトランスディシプリナリーな視点 —」のお知らせ
日時 2025年10月31日(金)13:00〜16:10
会場 北海道大学 大学院獣医学研究院 講義棟・講堂
/Zoomウェビナー (ハイブリッド開催)
参加費 無料(要事前申込)
主催 NPO法人ウッドデッキ
共催 北海道大学大学院獣医学研究院
【参加申込みはこちら】 ⇒ https://forms.gle/VnecWoYDfsJF2UUS9
ヒト・動物・環境の健康を統合的に考える「One Health」アプローチは、理念から“実践”のフェーズへと進化する段階を迎えています。本シンポジウムでは、環境汚染と健康リスクという目に見えにくい“つながり”を、異分野融合的な知見(生態学・医学・産業技術・社会科学)で解きほぐし、科学的エビデンスを「社会実装」へつなげるアプローチを議論します。一方で、One Healthの現実の状況を考えながら、地域からグローバルへ、動物から人へ、データから行動へ…「未来の健康な社会」に向けたOne Healthの実践を“動かす”ための新たな視点を探ります。
司会 石塚真由美(北海道大学獣医学研究院 教授)、井関祥子(東京科学大学医歯学総合研究科 教授)
13:00-13:10 開会挨拶
渡辺美代子(NPO法人ウッドデッキ 代表理事)
13:10-13:40 基調講演 希少猛禽類が教えるエコヘルスの危機:野生動物を通じた環境リスクの可視化と対応
斎藤慶輔(猛禽類医学研究所 代表/獣医師)
13:40-14:00 講演 小さな物語から大きな物語へ:若者主体の水とサニテーション活動でつなぐPlanetary HealthとOne Health
山内太郎(北海道大学保健科学研究院 教授)
14:00-14:20 講演 環境汚染がつくる健康格差:グローバルヘルスにおけるOne Healthの課題と展望
塩田佳代子(Boston University Assistant Professor)
14:20-14:30 休憩
14:30-14:50 講演 アフリカから考えるOne Health:環境金属汚染と地域実装型対策のアプローチ
中山翔太(北海道大学獣医学研究院 准教授)
14:50-15:05 講演 技術開発から見えるヒトの都合
寺本華奈江(島津製作所MSビジネスユニット 副ビジネスユニット長)
15:05-15:20 講演 今の海に「同時バランス最適」はない―ワンヘルスという言葉の欺瞞と現実
安田 仁奈(東京大学農学生命科学研究科 教授)
15:20-15:25 休憩
15:25-16:00 パネルディスカッション
モデレーター 石塚真由美、井関祥子
パネリスト 各講演者
16:00-16:10 総括・閉会挨拶
山極壽一(総合地球環境学研究所 所長、NPOウッドデッキ 理事)
ポスター
https://www.wooddeck.org/_files/ugd/06212f_16a0796cc2744d609ab68cf416b6e8d6.pdf
シンポジウム広報ページ
https://www.wooddeck.org/symposium2025