公開シンポジウム「環境汚染研究の最先端:SDGs研究の発信」のお知らせ

 

主催: 日本薬学会

共催: 北海道大学大学院薬学研究院・獣医学研究院

日時: 2023年3月28日(火)9:00~12:10

場所: 北海道大学学術交流会館

参加費: 無料

申込方法: 参加希望の方は直接ご来場ください

問い合わせ先: 年会事務局 日本薬学会第143年会組織委員会 北海道大学薬学部 内

  〒060-0812 札幌市北区北12条西6丁目
  TEL/FAX: 011-706-3233
  E-mail: pharm143@pharm.hokudai.ac.jp

 

プラスチックに代表されるように、化学物質は人の社会をより豊かに、生活をより便利にしてきました。しかし、今や環境には化学物質があふれ、南極や北極などの極地を含む、地球上のありとあらゆる場所は人工の化学物質により汚染されました。そして環境汚染はヒトや動物、社会や生態系の「健康」にも被害を及ぼしています。大気汚染による死者は年間900万人を超えることが報告され、環境汚染物質は、糖尿病や高血圧など、生活習慣病を含む多様な疾病を悪化させる原因にもなっていることがわかってきました。サステイナブルな社会を目指すためには、今一度、環境汚染が「健康」に及ぼす影響を見直す必要があります。この公開シンポジウムでは、プラスチックによって環境や生物がどのように汚染されているのかについて、最先端で取り組む研究者に紹介いただき、さらに環境汚染と健康の問題に取り組んでいる北海道の研究者らが、その最新の研究を紹介します。


プログラム

 

特別講演:マイクロプラスチックを介したヒトへの化学物質曝露

 高田秀重 (東京農工大学)

 

1)プラスチック添加剤による核内受容体を介した生体影響

 窪田 篤人(北医療大薬)

 

 2)環境化学物質曝露と次世代影響:出生コーホート研究

 「環境と子どもの健康に関する北海道スタディ」より

 池田 敦子(北大院保健)

 

 3)ザンビアにおける鉛汚染とヒト・動物への健康影響

 中山 翔太(北大獣)

 

 4)刺激性微粒子による免疫毒性の理解とその制御

 齊藤 達哉(阪大院薬)