教育上の理念及び養成する人材像
拡大、多様化の一途をたどる獣医学と獣医師に対する地球規模のニーズに対応するためには、国際的通用性を確保した質の高い獣医学教育が不可欠である。各大学の教育資源を結集して、従来一大学だけではなし得なかった共同獣医学課程を編成することにより、国際水準を満たす優れた獣医学教育を実施し、以下の4つの柱を総て兼ね備えた獣医師の養成を目指す。
- 獣医師としての任務を遂行するための論理性及び倫理性に裏打ちされた行動規範を持つ。
- 動物疾病の予防、診断及び治療、動物の健康の維持増進並びに公衆衛生等に関する卓越した知識及び技能を持つ。
- 安定的な食料供給、家畜及び畜産物の安全確保、人獣共通感染症対策など地球規模の課題の解決に貢献するための国際的視点と知識及び技能を持つ。
- 最先端の生命科学研究に触れ、生命現象に関する新たな発見や医薬品の開発などにおいて、獣医学を基礎に、自ら課題を提起し解決できる能力を持つ。