概要

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概要

世界展開力強化事業

 

本事業は、タイあるいは日本の獣医学・文化・社会を学習し、体験することによって、

  1. アジア全体を俯瞰できるグローバルな発想・思考力と英語でのコミュニケーション能力
  2. 獣医学の専門家として国際的に通用する知識と技能

を有する獣医師、獣医学教育者および研究者の養成を目指します。

感染症の制圧、食の安全、環境保全などは一国のみで取り組むことはできません。私たち国民の安心・安全は、アジアあるいは世界という、より大きなフレームで捉えなければなりません。

本プロジェクトの最終目的は、アジア各国で検疫・公衆衛生・動物診療などに従事している獣医師および獣医学研究者が、グローバルな意識と高度な知識・技術でこれらの諸問題に対処し、発生した国内で速やかに解決できる基盤を整備することです。

本構想では、日本(北海道大学、酪農学園大学、東京大学)・タイ(カセサート大学、チュラロンコン大学)間の学生相互の派遣と受け入れ、単位の互換制度を整備することで、獣医学連携の強化を目指しています。このことは最終的にAIMSプログラムに基づきアジア全域の獣医師のレベルアップに結実することになります。

目的・必要性

新興再興感染症、食の安全、動物福祉および環境保全などが先進諸国及び新興国で新たな問題となり、これら諸問題は地球規模で取り組まなければ解決できないとの認識が広がっています。

これらの諸問題は獣医学の主要な教育・研究の対象であり、獣医師が責任を持って対処すべき問題です。特に高等教育機関では、この領域を支える人材の輩出が急務となっています。アジアにおいて獣医学は欧米先進国から遅れをとっているのが現状です。そこで、アジア全体の獣医学をレベルアップするため、日本の3獣医系大学とASEANを率いるタイの2獣医系大学が、各々の教育資源を活用して共同教育を開始することを決意しました。

プログラム

このプログラムは、獣医学の必修科目を既に修了した学部5年生または6年生に高度な獣医学教育を提供することを目的としている。獣医学のコア・カリキュラムは、基礎、病理学、応用・基礎臨床獣医学の講座から成る。高度獣医学コースは必修または選択講座であり、学生たちは少人数グループで質の高い教育を受けることができる。高度獣医学コースは専門的獣医学講座であり、動物病院の臨床ローテーション、獣医学フィールド実習および獣医学研究実践で構成され、研究者として生物医学の技術と能力を身につけることができる。

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定款

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