オハイオ州立大学 Ohio State University (OSU)


 
 

 
      オハイオ州立大学 Ohio State University (OSU)はアメリカ中部オハイオ州の州都コロンバス市の北にある総合大学で21の学部の他多数の研究所から構成され、ほとんどの施設がこのメインキャンパスに集中している。総学生数は59,000人、この内留学生は3,600 人である。獣医学部には Veterinary Biosciences、Veterinary Clinical SciencesおよびVeterinary Preventive MedicineのDepartmentがあり、それぞれで活発な教育研究が行われている。とくに広大な動物病院を有するVeterinary Clinical SciencesとVeterinary Preventive Medicineは評価が高い。
 
 

 
(1)Master of Public Health (MPH)
 公衆衛生学の大学院修士課程。6つのコース(Biostatistics、Environmental health、epidemiology sciences、health behavior and health promotion、Health services management and policy、Veterinary public health)があるが、とくにVeterinary Public Health specialization (MPH-VPH)は獣医学をベースにした公衆衛生学を学ぶコースである。DVMになろうとしている学生も履修可能。履修期間は1年半から2年間 (最低60単位)、
入学要件として**GRE / TOEFL必要、TOEFLは550以上、GPA:3以上。J1ビザが要求される。学位が出ない制度もあり、これにはJ1またはF1ビザが必要。
 
(2)Public Health Preparedness for Infectious Diseases (PHP-ID)
 獣医学部、公衆衛生学部、医学部が共同で実施しているResearchプログラム。
短期間可能。派遣者は各Lab にて研究を行う。
 
 

 
コロンバスへのアクセス:
 アメリカ国内のハブ空港から便が多い。日本から行く場合はシカゴでの乗り換えるのが最も便利。シカゴから約1時間。空港から大学まではタクシーで約20分。大学からダウンタウンまでは車で約15分。
 
住環境:
 学寮はないが、アパートなどは大学周辺に多数ある($350 - $600/月)。大学周辺に商店などがある。徒歩または自転車での通学が多く、バスの便も比較的良い。コロンバス市のダウンタウンの一部で治安の悪いところがあるが、大学周辺は全く問題無し。大学には英会話の教育プログラムもある($200 から $395)。
 
ウェブサイト:
大学公式サイト http://www.osu.edu/
獣医学部公式サイト http://www.vet.ohio-state.edu/home.htm
日本語の案内サイト http://www.applyesl.com/un/sch/school.asp?EvtMsg=Sel,0,2,,0101900


GPA(Grade Point Average)は、世界標準的な大学での学生の成績評価の方法である。欧米の大学で一般的に使われており、留学の際など学力を測りやすい。各科目の五段階評価を、優(90点~100点)A は 4、良(80点~89点)B は 3、可(70点~79点)Cは2、準可(60点~69点)Dは1、不可(59点以下)Fは0のように計算し、それに各単位数を掛けて足した合計点を総単位数で割ってスコア化するものである。オールAなら4.00、オールFなら0.00となる。
**GRE(R) Graduate Record Examinations テストとは学術系大学院への進学を希望する学生を対象に、大学院生としての能力を試す適性テスト。TOEFL と同じく、アメリカの教育団体ETSが開発・管理している。すべての学術系大学院(人文・社会・自然科学、工学など)で提出を求められるというわけではないが、いわゆるトップ・スクールでは要求される場合が多いと考えたほうがよい。GREはアメリカ人の進学希望者も受験するので、英語を母国語としない日本人の留学希望者にとっては、難易度の高い試験といえるだろう。