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動物医療センター支援事業について

現在、北大動物病院の来院患者数は年間10,000頭に及びました。これは平成17年度の約3倍に相当します。待合室は診察を待つ飼い主さんで常に混雑し、診察室は6室、処置室は1室しかないことから診察および処置スペースが不足しています。このような状況は大学附属動物病院の診療および教育の実践の場として到底満足できるものではなく、この度動物病院を新築することにしました。

 

動物医療センター完成イメージのCGパース
動物医療センター完成イメージ

 

新病院(動物医療センター)は鉄筋2階建て総面積約3,000m2で、現動物病院の北側に隣接し、平成25年4月末に完成予定です。新病院の入口および待合室は東向きのほぼ全面ガラス張りで、自然光をふんだんに取り込むとても明るい空間になります。病院建設地確保のために伐採した樹木を再生利用して木製の椅子を作製し、待合室に配置することで木のぬくもりを感じる空間の演出に役立てます。

 

新病院では診察室を現状の6室から倍増して12室とし、混雑緩和をはかります。その他、1階には処置室、入院室、臨床血液検査室、X線検査室、超音波検査室、内視鏡検査室、CT・MRI検査室、放射線治療室などを配備します。2階には5つの手術室、手術室と双方向コミュニケーションが可能な手術見学室、集中治療室(ICU)、回復室、医局、カンファレンス室などを配備します。また、スタッフならびに実習学生のリフレッシュ・コーナーを新設し、アメニティに配慮することで安心して診療や研修に集中できる環境を構築します。院内の至る所にパソコン端末を配置し、どこからでも検査データを閲覧できるようにすることで臨床教育の強化に生かします。

 

現在の動物病院の診療体制は従来の内科、外科、繁殖科の3科から成っておりますが、新病院では腫瘍科を新設するとともに、将来的には内科を一般内科、循環器科、消化器科、皮膚科、神経科、血液内科、外科を整形外科および軟部外科に細分化し、多様なニーズに対応可能な診療体制を確立して参りたいと考えております。

 

新病院の目玉は何といっても直線加速器(リニアック)による放射線治療が実現することです。リニアックによる放射線治療が可能な施設は国内でも数カ所しかなく、我が国のみならずアジアにおける放射線治療の中核拠点を目指します。しかし、経費の確保のめどがつかず、残念ながら新病院完成と同時に放射線治療装置を導入することはできませんでした。

 

北海道大学獣医学部では動物医療センターの新築にあたり、北大フロンティア基金「動物医療センター支援事業」を利用して広くご寄附をお願いしております。この支援事業の目的は、動物医療センター新築を機に獣医療の高度化と臨床獣医学分野における人材育成をより一層推進するため、センターの教育・研究環境の更なる充実を図ることです。皆様には本事業の趣旨をご理解いただき、温かいご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。

 

なお、個人で10万円以上、団体で20万円以上のご寄附をいただいた方については、希望する方のご芳名(団体名、連名、動物名も可)を動物医療センターの銘板に掲載させていただきます。

お申込み手続きの流れ

支援事業へのお申込み(ご寄附)の流れは下記のとおりです。

1. 獣医学部会計担当へのご連絡

メールまたはFAXで「獣医学部 会計担当」へご連絡ください。
パンフレットおよび専用の払込票をお送り致します。

2. 金融機関での払込みのお手続き

払込票にご記入の上、郵便局や銀行などの金融機関で払込みのお手続きをお願い致します。
受領書が交付されますのでお受け取りください。

3. 領収書のお受け取り

後日、領収書を送付致します。

税法上の優遇・住民税軽減について

ご寄附いただいた額に応じて税の減免が受けられます。

詳しくは下記ページ「北大フロンティア基金 - 税制上の優遇措置」をご覧ください。

https://www.hokudai.ac.jp/fund/organization/