大学院紹介

大学院紹介

国際舞台で活躍する獣医科学の専門家(博士)の育成を目指して

北海道大学大学院獣医学研究科
獣医衛生学教室 教授 堀内基広

北海道大学大学院獣医学研究科獣医衛生学教室 教授 堀内基広

北海道大学大学院獣医学研究科は、国立大学法人で唯一、単独で獣医学研究科・獣医学部を組織して、我が国の獣医学教育研究を先導してきました。1926年のノーベル賞の受賞候補ともなった、市川厚一博士による人工タール癌の作出(化学物質による発がんの証明)を筆頭に、地球上でのインフルエンザウイルスの存続様式と新型インフルエンザウイルス出現機構の解明、その他のウイルス性、細菌性および寄生虫性感染症に関する研究、環境毒性に関する研究など、世界をリードする研究が活発に進められています。これらの研究活動の主役は大学院学生であり、旺盛な知的探究心と若いエネルギーが科学を進歩させています。

大学院学生は、大学院時代の研究活動を通じて、各々の学術基盤、専門性の基盤を形成してゆきます。しかし、獣医科学の専門性は、動物の健康のみならず、動物とヒトの健全な生活環境の維持、食の安全、生態系の保全、生命科学の進展など、多くの領域で必要とされています。多様なニーズに応えるため、本研究科では、領域横断的な教育研究を意識して、獣医療を含む獣医科学に関する高度な専門性に加えて、広い視野、柔軟な発想力を備えた人材の育成に努めています。

専門性に加えて、「国際性」も獣医科学の専門家に求められる素養の一つです。生活圏の拡大、農畜産物の移動、気候の変動、あるいは野生動物を含む生態系が深く関与する新興再興感染症の発生、近代化や都市化がもたらす環境汚染物質による健康被害の発生に国境はありません。従って、One Healthの概念が示すように、人獣共通感染症や越境性動物感染症の発生予防や制圧対策の推進、環境汚染物質による生態系の破壊に対する取り組みには、国家を超えた地球規模かつ領域横断的な枠組みが必要です。本研究科では、国際舞台で活躍できる専門家の育成を目的として、留学生の積極的な受け入れ、大学院授業の英語化、海外のフィールドでの実践研究および国際共同研究など海外活動を支援する各種プログラムの実施を通じて、大学院教育の国際化を推進し、大学院学生の国際性の涵養を図っています。

専門家には、マニュアル(あるいは前例)のない事例に遭遇したときに、その問題を解決する能力、新たな領域を創成する能力が求められます。経験の蓄積に裏付けされた直感的(主観的)確信は、前例のない問題に対処する判断力を付与し、新たな分野を推進する知的原動力となります。本研究科では、学位論文作成のための研究以外に、国内外の機関でのインターンシップ、国際セミナーや研究討論会の企画・運営など、大学院学生が多くの経験を積む機会を提供しています。多角的な活動を通じて、大学院学生の総合的な判断力と実践応用力が向上するよう配慮しています。

科学を推進する主役は旺盛な探求心とエネルギーに溢れる大学院学生です。本研究科では、大学院学生の自主性を尊重しつつ、獣医科学の専門性に加えて、領域横断的な広い視野、柔軟な発想力、物事の全体像を俯瞰できる能力、実践応用力、および総合的な判断力を備え、グローバルな舞台でリーダーシップを発揮できる獣医科学の専門家を育てることを目標としています。

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北海道大学 大学院獣医学研究科・獣医学部

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