獣医学研究科 動物疾病制御学講座 微生物学教室/教授
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人獣共通感染症リサーチセンター センター長/教授

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自然界、家禽、家畜および人のインフルエンザAウイルスの生態と病原性の分子基盤を究明し、新型インフルエンザウイルスおよび高病原性鳥インフルエンザウイルスの出現機構ならびに抗原変異ウイルスの選択メカニズムを解明した。これらの研究成果に対して、2005年に日本学士院賞が授与、2007年には、日本学士院会員に選定された。
本プログラムでは、WHOの人と動物インフルエンザサーベイランスネットワーク拠点として、OIE(国際獣疫事務局)の高病原性鳥インフルエンザレファレンスラボラトリーとして、また、OIE/FAOのインフルエンザネットワーク拠点として動物インフルエンザのグローバルサーベイランス、診断および世界の研究者・技術者の指導を継続する。国内にあっては、農水省の家禽疾病委員会委員長として、高病原性鳥インフルエンザ対策の指揮を継続する。
グローバルサーベイランスで自然界、家禽、家畜と人から分離したインフルエンザウイルスの系統保存を継続する。すべての亜型(H1~H16およびN1~N9の組み合わせ144通り)のインフルエンザウイルス株ライブラリーを完成させ、ウイルス遺伝子情報を公開するとともに、ワクチン製造用ウイルス株ならびに診断用標準抗原および抗血清を世界に供給する。また、ライブラリーのウイルス株を用いて家禽およびヒト用のワクチンを試製し、鶏、鼠、豚および猿に対する力価試験を実施する。
人獣共通感染症病因の生態と病原性の分子基盤を解明し、もって斯かる感染症の発生・流行の予測と先回り対策、ならびに効果の高いワクチンと抗ウイルス薬の開発を推進するとともに、人獣共通感染症の制圧に寄与できる専門家を育成する。

▼インフルエンザウイルス ▼インフルエンザウイルス株ライブラリー


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